七夕

2007年7月7日 家族・子育て
今朝義父が亡くなった。
私より22歳年上でまだ57歳。

昨年の2月に体調不良を訴え病院で余命半年宣告を受けてから一年半。
事情によりけり病院の余命告知は相場より短いと聞いていたがよく頑張られたと思う。

末期癌で手術を受けられないと告知を受けてからの義父はマイナス思考に陥ることも無く残った仕事のことを考え一時は腫瘍も小さくなるほどに頑張った。
入退院を繰り返しながら夏用の作業服を購入するなどまだまだ病気に負けられんという危害は痛いほど伝わり、事実この一週間はうわ言で仕事の指示を繰り返ししていたらしい。

死ぬことは生きることを諦めること。
好きなことはおろか普段生活にも支障をきたし体が不完全になり、苦しみ抜いて呼吸すら重労働になり体が耐え切れなくなる。
人は死ぬ時も苦しいのだと思う。

家族に酒飲みがいなくて晩酌の相手がおらず私としか酒が飲めなかった。
嫁の兄弟がらみでトラブルになった時に唯一私の話を聞いてくれた。
親父の事故の時には真っ先に飛んできてくれた。
家に行くと父の事をいつも聞いてきた。
今年の正月には直接電話がかかってきて4年ぶりに家を訪れたり。

丁度一ヶ月前に医者から「余生は好きなように過ごしてください。」と言われてから張り詰めていた糸が切れたように様態が悪化し、後数ヶ月が一ヶ月になってしまった。

この一ヶ月は自分が死んだ後のことを第一に考えて色んなところへ回ったらしい。
苦しむ期間が少なかったのと仕事を一段落終えていたのが良かったことなのか。

嫁が以前働いていてうちの子が生まれた病院で嫁の看護も受けながら逝った義父。
もともと嫁が看護婦を目指したのは両親が事故に遭ったときに介護看護が出来るようになる為と思い出した。

心よりご冥福をお祈りします。
有難うございました。

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